第二次世界大戦と冷戦期における軍事情報機関の監視活動と対抗措置
本コレクションは、世界大戦を包括的に考察するためのシリーズとして企画され、第二次世界大戦および冷戦期における英国軍事情報機関の活動と姿勢を明らかにしています。収録される資料の大部分は、陸軍、王立海軍、王立空軍が作成した週次、月次、四半期ごとの文書・情報要約です。さらに、British Commanders’-in-Chief Mission to the Soviet Forces in Germany(BRIXMIS)の記録が含まれており、ワルシャワ条約機構加盟国の内政と戦略的判断について興味深い洞察を提供しています。
英国国立公文書館の紙媒体資料からスキャンされた本コレクションには、海軍省(ADM 223)、空軍省(AIR 22 / AIR 40)、外務省(FO 371)、陸軍省(WO 208)の文書が大きな比重を占めています。また、このコレクションには英国国立公文書館の近代コレクション部門長であるStephen Twigge博士による解説文が付属しています。
陸海空軍の各情報部門は、1964年に国防省内の統合防衛情報部(Defence Intelligence Staff)として統合されるまで、それぞれが独立して活動していました。本コレクションが対象とする期間の中で、情報収集活動は進化を遂げ、新技術の導入により、より詳細で、おそらくより正確なレポートや評価が可能となりました。報告書の種類も変化し、軍事および国際政治の状況に応じて作成される内容の量が決定されていました。例えば、第二次世界大戦中は、軍の全部門が週次の機密情報要約を作成していましたが、戦後はこれが王立空軍のみとなりました。
この変化は内容の性質にも反映されていました。当然のことながら、1939年から1945年の期間における軍事情報報告は、戦域レベルの戦略と戦術に焦点を当てていました。一方、冷戦期の報告は、ソビエト連邦とワルシャワ条約機構加盟国の内政により多くの注意を払っていました。BRIXMISの記録は、特にこうした事項に関心を向けていました。BRIXMISが外務省に送った報告は、ロシア軍の戦力や意図(部隊の移動や防諜活動を含む)を調査した軍の要約を補完し、その背景を説明する役割を果たしました。
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