イギリスの主要港としてのブリストルの海運の成功を探る
本コレクションは、港湾都市ブリストルの約150年にわたる輸出入の歴史を記録しています。この期間のブリストルの繁栄は、イギリスの主要港の一つとしての海運の成功に基づいていました。ブリストルは、綿花、藍、米、ラム酒、砂糖、タバコなど、様々な帝国貿易ネットワークに深く関わっていました。ブリストルで取引された商品の多くは奴隷の労働力によって生み出されたものでした。実際、ブリストルとその商人たちは大西洋奴隷貿易の主要な担い手であり、都市の富と発展の多くは奴隷制度とこの三角貿易に依存していました。
ブリストルに寄港した船舶の報告書や積荷目録から得られた入港申告書であるBristol Presentmentsが、本コレクションには収録されています。これらの文書は、1770年から1917年までのイギリスの海運史とブリストルで取引された商品について、独自の洞察を提供し、また、大西洋奴隷貿易における都市の関与を含む、世界的な貿易ネットワークとブリストルとの相互作用の概要を提供します。そして、大英帝国全域での奴隷貿易を禁止した奴隷貿易法(1807年)によって、ブリストルの海運がどのような影響を受けたかについても詳述しています。
Presentmentsは輸出入の記録であり、印刷された文書です。これらは週2回発行され、ブリストルの海上貿易の包括的な概要を提供していました。文書には、船舶の名前、到着と出発の日付、出発地と目的地など、詳細な情報が含まれています。また、各船舶の船長名、船舶のトン数、積荷の詳細、および各積荷に関連する人物や企業の名前も記載されています。イギリスの貿易ルートと関係の性質と発展について詳細な概要を提供し、特に産業革命期に、イギリスが新しい技術や工程を用いて製造された大量の商品を輸出し始めた際の、貿易の優先順位の変化も浮き彫りにしています。重要なのは、これらの文書が、イギリスの商業的利益とネットワークが、広大なグローバル帝国の基礎を築いたことを示している点です。
また、大西洋奴隷貿易に関連する主要な輸出入品の詳細も記されています。例えば、ジャマイカからは砂糖と象牙、バルバドスからは綿花と生姜、ニューヨークからはベーコン、ラード、缶詰肉、フランスからはワイン、アーモンド、植物油が英国に輸送されていました。一方、イギリスはアフリカにタバコ、ブランデー、シェリー酒を、カナダには石炭、書籍、塗料を輸出し、さらに革製品や機械類は南米へと運ばれていました。
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