オランダ=アメリカ フルブライト交流計画 関連文書 1949~2016年 (抜粋版)
戦後最大の国際教育交流プログラムの軌跡をたどる
1945年9月、アーカンソー州選出民主党の新人上院議員ジェームズ・ウィリアム・フルブライトは、学術交流の世界的ネットワークを構築するという構想を打ち出しました。その目的は、知識・技能・プロジェクトの相互交換を通じて、アメリカと他国との異文化間関係を改善することにありました。その後すぐにトルーマン大統領がフルブライト法に署名し、35名の外国人がアメリカで学び、65名のアメリカ人が海外で研究を深めることが可能になりました。
以来、フルブライト交流計画は米国国務省教育・文化局の主導のもと、助成金制度や資金提供スキームを含む形で世界中に拡大し、ノーベル賞やピュリッツァー賞受賞者をはじめ、学生・研究者・教育者など37万人以上が参加してきました。
オランダにおけるフルブライト交流計画は1949年に開始され、米国とオランダ間の学術交流を円滑に進めるため、アムステルダムにUnited States Educational Foundation(USEF)が設立されました。この組織はその後、1972年にNetherlands America Committee for Educational Exchange(NACEE)に改称され、さらに2004年には現在のFulbright Centerに改称されました。これらの機関が収集・保管してきた文書群は、現在オランダ・ミデルブルフのRoosevelt Institute for American Studies(RIAS)に所蔵されています。
ただし、プライバシー規定と機密保持のため、デジタルで公開されているのはこの文書群のうち「セクションG」のみです。セクションGには、NACEEおよびFulbright Centerの設立と発展に関する多様な歴史資料が収められています。たとえば、フルブライト上院議員のスピーチや関連文書、前身団体であるNetherland-America Foundationに関する資料、卒業生の個人的回想録などが含まれます。こうした資料群は、フルブライト交流計画という重要な文化交流事業の歴史的展開を探究するための理想的な出発点となります。
本コレクションには6,848点のスキャン画像が収録されており、Roosevelt Institute for American StudiesとBrill社の共同制作で「Transatlantic Relations Online: Digital Archives of the Roosevelt Institute for American Studies」シリーズの一部として提供されています。
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