2024/11/22 update!
ニュース全体から書誌を検索します。
2023.08.08
書誌情報を追加しました。追加分はNEWが付いているものになります。
今号は大手出版社に加え、Edward Elgarや、Stanford U. Pr.やNew York U. Pr.といったアメリカの大学出版局や、ドイツの法律書籍出版社Otto Schmidtといった出版社の新刊情報が追加されています。
下記リンクよりご覧いただけます。
2023.08.04
旧ニュースONLINEで使用されていたID(メールアドレス)・パスワードを入力して頂ければ、そのままログインできます。
旧二ュースONLINEでご登録いただいております会員情報や購入履歴、お気に入り等はそのまま引き継がれておりますので引き続きご利用頂けます。
今後とも変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
2023.08.04
この度、弊社ホームページをリニューアルいたしましたのでご連絡申し上げます。
ニュースONLINEは新刊情報を掲載しておりますが、HPではニュースONLINEに掲載されていない過去のタイトルも含め検索が可能です。これまではHPのアカウントとニュースONLINEのアカウントは別になっており両方の登録が必要でしたが、今回のリニューアルからアカウントが統合され、ニュースONLINEアカウントでHPのご利用が可能となりました。
これに伴い、ニュースONLINEのURLが変更になりました。ニュースONLINEサイトをブックマーク等に登録されている場合は、新しいURLへブックマーク変更をお願いいたします。なお、ニュースONLINEでご登録いただいております会員情報や購入履歴、お気に入り等はそのまま引き継がれておりますので引き続きご利用頂けます。
新URL:https://www.kyokuto-bk.co.jp/newsonline
※旧URLは1年間保持される予定ですが、ブックマークはお早目に変更してください。
※ブラウザ機能でURLと関連づけてログイン情報(メールアドレス、パスワード)を保存されている場合は、新たに入力が必要となりますのでそちらの変更もお願いいたします。
人文社会科学分野の研究活動に貢献できるよう、これからも内容の充実を図って参ります。今後とも変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
2023.07.24
書誌情報を追加しました。追加分はNEWが付いているものになります。
今号は大手出版社に加え、U. Chicago Pr.やHarvard U. Pr.といったアメリカの大学出版局や、ドイツのMohrやVandenhoeck、オーストリアのBöhlauといった出版社の新刊情報が追加されています。
下記リンクよりご覧いただけます。
2023.07.10
書誌情報を追加しました。追加分はNEWが付いているものになります。
今号は大手出版社に加え、Columbia U. Pr.やJohns Hopkins U. Pr.といったアメリカの大学出版局や、法学に強いBeckやIntersentiaといった出版社の新刊情報が追加されています。
下記リンクよりご覧いただけます。
2023.06.26
書誌情報を追加しました。追加分はNEWが付いているものになります。
今号は大手出版社に加え、Princeton U. Pr.やMIT Pr.、California U. Pr.といったアメリカの大学出版局や、ドイツのNomosなどの出版社の新刊情報が追加されています。
下記リンクよりご覧いただけます。
2023.06.12
書誌情報を追加しました。追加分はNEWが付いているものになります。
今号は大手出版社に加え、歴史学などに強いBoydellやBrill、カナダのU. Toronto Pr.及びU. British Columbia Pr.、ドイツのBeckやKohlhammerなどの出版社の新刊情報が追加されています。
下記リンクよりご覧いただけます。
2023.05.24
極東書店ニュース700号記念号に寄せて
金澤周作(京都大学文学部)
1990年代半ば、私は学部生の後半期で、先輩方の主催する読書会に参加したり、助手さんに学習上のアドバイスをもらいにいったりと、大学院生が集う「研究室」に顔を出すようになった。おぼろげな記憶では、このころすでに極東書店ニュース(以下ニュースと略記)は必ず共用の大机に置いてあった。学部生の私には敷居の高いカタログであったが、大学院生が眺めてメモなどしている様は、実に格好がよかった(極東書店さんからたくさん本を買いすぎて支払いが滞っている方がいるとも聞いたが、その人のことも極東さんのことも、豪気だなと感じていた)。
自分が大学院に進学すると、その重要性をはっきり実感するようになった。まだ大学のOPACが白黒で、カード検索も現役、「パソコン通信」がようやく普及しつつあるといった90年代半ば~後半にあって、情報の乏しい海外の新刊書の情報はありがたかった。私は極東書店さんと直接取引はなかったものの、ニュースの恩恵は多大であった。
大学院修了後、最初の就職先に勤めていた数年間、ニュースには触れる機会がなくなってしまった。インターネットでの書籍検索が容易になったので、自分の研究分野で必要な文献については、その方法で間に合うようになった、少なくともそんなふうに勘違いするようになったという面もある。
しかし、なんでも検索できるようになってもニュースはかけがえのない存在なのだということを、私は痛感することになった。2009年に京都大学に教員として戻ってくると、専修予算を用いた文学部図書館の蔵書のための選書という、これまでにない重い責任を担うことになったからである。専門外の、英語だけでなくフランス語とドイツ語などの書籍にもできるだけ網を広げようとしてきたが、これについてはニュースがなければ絶対に無理だった。最新号が届くと、予算の許す範囲で、重要だと思われる文献に〇をつけては注文してきた。
極東書店さんが定期的に丁寧に分類して教えてくれる新刊書の情報は、書店・図書館でのブラウジングに等しい価値があり、耳学問ならぬ目学問をさせてもらってきた。営業を長く勤められた前営業担当の方とのなにげない会話も面白かった(現在は橋本さん)。皆さんのこれまでのご尽力に、心から感謝したい。オンライン化した今も、私にはなくてはならない情報源である。
2023.05.22
書誌情報を追加しました。追加分はNEWが付いているものになります。
今号は大手出版社に加え、Yale U. Pr.や、法学分野に特化したHart、ドイツのCampus、歴史学などに強いWallsteinなどの出版社の新刊情報が追加されています。
下記リンクよりご覧いただけます。
2023.05.15
「極東書店ニュース」700号到達を記念して
西南学院大学経済学部 花田洋一郎
この度、「極東書店ニュース」が700号に到達したという知らせを極東書店福岡営業所の担当者からお聞きした。心よりお祝い申し上げる。本書に現在まで大いに助けられてきた者として、感謝の気持ちを示したい。「極東書店ニュース」第1号は1954年6月に刊行されたそうで、戦後10年もたたないうちに欧米出版社の新刊情報を掲載した洋書案内誌は船出をしたことになる。欧米の学術情報が入手困難であった時代、新刊案内は研究者にとって希望の光であり、学術研究における「アリアドネの糸」であったろう。私が学生時代を過ごした1980年代末から1990年代初頭においてもそれは変わらなかった。
1988年の春、熊本大学文学部史学科西洋史学コースに進んだ大学2年生の私は、先生や先輩から事務室と研究室に置かれているいろんな洋書新刊案内をみせてもらい、ここから欧米の歴史専門書を注文するのだと教わった。専門書を自分で買うということを想像できなかった私は、複数の洋書案内を手に取ってそこにぎっしりと記載された英仏独伊西葡蘭露羅希などの諸言語で書かれた新刊書・古書情報に圧倒された。ガリア書房、エックス・リブリス、南欧図書、丸善、紀伊國屋書店、エルベ洋書店、イタリア書房などの洋書案内と共に「極東書店ニュース」があった。大学3年生のころに最初に洋書を買ったとき、英書は極東書店とナウカ、フランス書はガリア書房とエックス・リブリスにお世話になった。「極東書店ニュース」はアメリカ、イギリス歴史学界のみならず、ヨーロッパ大陸諸国の新刊情報を豊富に載せており、基本文献はほぼ網羅していたので、欧米における研究動向を把握するのに極めて有効であった。「極東書店ニュース」にはドイツ語、フランス語、イタリア語、ラテン語など英語以外の新刊書にも日本語訳がついているのだが、時折その訳が変だったり明らかな誤訳だったりしたときは、心の中で「つっこみ」をしたものである。
その時から早35年が過ぎた。学術情報をめぐる環境は著しく変化し非常に便利になった。新刊書を探索するコストは低減し、瞬時に情報を手に入れることができるようになったし、10数年もかけて探索した史料集なども容易に手に入るようになった。他方で、新刊案内書の多くは廃刊となり、ページを開いてどのような本が出版されたのかを見るドキドキ感、わくわく感は減ってしまった。フランス歴史学界、ドイツ歴史学界、イタリア歴史学界などの新刊情報を一覧できることで研究潮流が国によってどのように違うかを感じ取ることも、情報が多くなりすぎたせいか難しくなったように思う。
学術情報をめぐる環境が激変する中、「極東書店ニュース」は自分のやり方を続けながら、ネット媒体に姿を変えつつも私たちにまとまった新刊情報を提供し続けてくれている。これは現場の担当者のたゆまぬ努力の賜物であるが、わたしは彼らの確固たる信念に強い共感を抱く。世界各国の出版社が提示する新刊情報には様々なレベルの情報が紛れている。研究者にとってどのような本が重要なのか、担当者は常に判断しながら取捨選択し新刊情報に載せるのだ。時には書名の翻訳に大いにてこずることもあるだろうが、そうした労苦のもと揃えられた新刊情報は、確実に私たちに重要な情報として届いている。わたしは新刊情報で得た書物を通じて研究の方向性とか、新しいアイデアを幾度も得ることができたので、新刊情報に育てられたと勝手ながら思っている。
私は、現在の「極東書店online」に不思議とわくわく感を抱く。ウェブであっても極東書店という洋書店の入り口(HP)から店内に入るという感覚があるからだろうか。いっそのことHPに大きな門をデザインして、そこから上質の新刊情報の世界に私たちを誘うような仕様を試してみてはいかがだろうか?「門をたたきなさい、そうすれば、開かれる」(新共同訳「マタイによる福音書」7)。